HubSpotのフォームは便利ですが、データのダウンロードや管理が面倒だと感じていませんか? 週次レポート作成の度にCSVをダウンロードしたり、データの漏れに悩まされたりする必要はもうありません! この記事では、Zapier(ザピアー)を活用してHubSpotフォームの送信情報をスプレッドシートに自動転記する方法を、わかりやすくご紹介します。
Zapierは、いろいろなアプリやWebサービスを自動でつなげて作業を効率化できる便利なツールです。無料プランでも、月に5つの作業自動化と100件までのフォーム送信の自動化が可能です(最新情報は公式サイトをご確認ください)。
こんな方におすすめ!
- HubSpotをもっと便利に使いたい方
- フォームの情報管理に手間がかかっている方
1.準備するもの
- HubSpotで作成したフォーム
- 無料でフォームを作れます。
- Googleスプレッドシート
- 最初の行にフォームの項目名(名前・メールアドレスなど)を書きます。
- Zapierのアカウント
- 無料で始められます。Zapierの公式サイトはこちら。
※HubSpotのプロフェッショナルプラン以上をご利用の方は、HubSpot内のワークフロー機能で外部ツールなしに自動化が可能です。詳細は公式ヘルプページをご確認ください。
2.Zapierの設定方法
(1)Zapierのフォーム送信を自動でキャッチする設定(トリガー設定)
準備ができたら、まずはZapierのトリガー設定から始めましょう。 トリガーは、「何をきっかけにデータをスプレッドシートに落とすか」ということです。 今回のトリガーは「HubSpotのフォームが送信された時」です。
①TOPページ→Zapierと進むとTriggerのボタンが出てくるのでHubSpotを選びます。
②「New Form Submission」(フォームが送信されたとき)を選びます。
③フォームが登録されているアカウントへログイン後、つなげたいフォームを選択します。
(2)スプレッドシートに転記する設定(アクション設定)
トリガーが設定できたら、次にアクション設定に進みます。 アクションとは、トリガーが動いた時にどのような動きを起こさせるかということです。 今回のアクションは「スプレッドシートにデータを落とす」になります。
①Googleスプレッドシートを選びます。
②「Create Spreadsheet Row」を選択します。
これでフォームが送信されるごとに、新しい行が増え、データが落ちてくるようになります。
③連携させたいスプレッドシートのGoogleアカウントを選択し、ドライブ、スプレッドシート名、シート名を順番に選択。初めてGoogleアカウントを連携させる場合は、アクセス許可のリクエスト画面が出ますので、Zapierのアクセス許可します。
④フォームの項目とスプレッドシートの列を正しく対応させます。
項目の選択後、「Continue」→「Test」で確認します。スプレッドシートにテスト入力の結果が転記されます。
正しいものが転記されていたら、最後に「Publish」を押し、完成です!
HubSpotのフォームを送信すると、スプレッドシートに自動でデータが落ちてくるようになります。
(3)Slack通知の設定(オプション)
フォーム送信があったら、Slackでチームに通知することも可能です。
3.トラブルが起きたときの対処法
「This account is expired.」というエラーが出た場合、Google Driveのアクセス許可が切れているか、認証情報が古くなっているかもしれません。Googleアカウントの設定からZapierのアクセス許可を確認・更新しましょう。特に、Google Workspaceを使っている方は、管理者に確認してみてください。
APIキーの期限切れもよくある原因です。APIキーを再発行して設定し直しましょう。また、フォームとスプレッドシートの項目が合わないとエラーが出ることがあります。同じ項目名にするか、Zapierで項目の対応を見直してください。
4. 活用アイデア
Zapierを活用することで、業務のさまざまなシーンで作業を効率化できます。以下に、特に便利な使い方の例をご紹介します。