生成AI時代、BtoBマーケティングはどう変わるのか
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「足りないから増やす」という発想
検索流入や問い合わせが伸び悩み始めると、 多くのBtoB企業はまず「量」に目を向けます。
- 記事本数が足りないのではないか
- 狙えていないキーワードがあるのではないか
- 競合より発信量が少ないのではないか
この発想は自然です。 実際、量を増やすことで成果が出た時代がありました。
正しくやっているのに、成果が出ない
ところが今、同じように正しく増やしているにもかかわらず、 成果につながらないケースが増えています。
- 定期的に記事を公開している
- 専門性もあり、内容が浅いわけではない
- 検索順位も極端に悪くない
それでも、商談は増えない。 問い合わせの質も上がらない。
「やり方が間違っているのだろうか」 という違和感が残ります。

問題は「量」ではなく「積み上がらなさ」
成果が出なくなっている理由は、 コンテンツの量が足りないからではありません。
積み上がっていないからです。
多くのオウンドメディアでは、 記事がそれぞれ独立して存在し、 読まれて終わる構造になっています。
記事が「点」で終わる構造
一記事一テーマで完結する設計は、 分かりやすく、SEOにも向いています。
しかしその反面、 読者の頭の中で 「考え方」としてつながりにくい。
結果として残るのは、 「役に立った」という感想だけで、
「どんな会社か」 「どんな立ち位置か」
は、記憶に残りません。
生成AIが、この弱点を拡大させた
生成AIは、 要点を抜き出し、 文脈を短く要約するのが得意です。
- 記事の一部だけが消費される
- 誰が書いたかは意識されない
- どのメディアかも重要でなくなる
もともと点で終わっていたコンテンツは、 さらに点として扱われやすくなりました。

増やす前に、立ち止まる
コンテンツが足りないのではありません。
コンテンツ同士が、つながっていないのです。
この状態で記事を増やし続けても、 成果が比例して伸びないのは自然な結果です。